犬が頻繁に吠えるようだと自分や家族だけならず、近隣の住人にも迷惑をかけかねません。
大きな鳴き声にはほとんどの人が不快感を覚えるため、それによるトラブルの可能性もでてきます。
そうした問題を未然に防ぐためにも、無駄吠えをしないように子犬のうちからしつけておきたいものです。

そもそも無駄吠えというのは、飼い主にとって吠えて欲しくない状況で吠えることを指します。
犬自身は必要に迫られて吠えるのですが、人間にはそのように感じられず、無駄と捉えられてしまいます。

無駄吠えをする理由はいくつかあるのですが、そのうちのひとつに「社会的促進」というものがあります。
犬を散歩させているときに他の犬が吠えていると、つられてその犬も吠えてしまう。
そういう光景を見たことがある人は多いでしょう。
このような行為を社会的促進といいます。
他の動物がやっている姿を見て、自分も同じようなパターンを身につけようとするのです。
これは、ある意味犬の習性として仕方がない部分であるとも言えます。

では、どのようにして改善していけば良いのでしょうか。
しつけの考え方には、「強化」と「弱化」という2種類の方法があります。
強化は好ましい行動をしたときにご褒美を与えることで、その行為が良いことだと認識させます。
一方、弱化はその反対で、悪いことをしたときに罰を与え、その行為が良くないことだと学習させます。

無駄吠えの場合、吠えるのが良くない状況で大人しくしていたことを褒めてあげるのが強化、同じ状況で吠えてしまったときに叱るのが弱化となります。
子犬の場合、あまり叱るのはしつけとしても好ましくないので、強化をメインにしつけていきましょう。