わたしたち人間は、言葉を使ってコミュニケーションができます。
書いたり話したりすることで、お互いに意思疎通を図ることができます。
たとえ言葉が通じなくても、身振り手振りや顔の表情で相手の感情を察することができます。

しかし、動物はそういうわけにもいきません。
身近なペットである犬であっても、吠えることでしか自分の感情を表現できません。
だからこそ、どういう理由で吠えているのかということを人間が考えてあげなければなりません。
その理由もよく考えず、吠えるからとむやみに叱りつけてばかりでは、しつけとしても良くありません。

たとえば人間であっても、赤ちゃんはまだ言葉を使いこなすことができません。
だから泣くことによって自分の感情を伝えようとします。
寂しいのか、お腹が空いたのか、どこか痛いのか。
なぜ赤ちゃんが泣いているのかを親は考えます。
泣いたからといって、ただ怒鳴りつける親はまずいないでしょう。
そんなことは、決してしつけとは言えません。

それは子犬であっても同様です。
鳴くからには理由があるはずなのです。
かまってほしいからなのか、体調が悪いからなのか、何か怖いものがあるのか、吠える理由をまず考えましょう。
吠える原因がわかったら、それを取り除いてあげれば良いのです。
特にもらわれてきたばかりの子犬は、環境の変化もあって動揺している場合もあります。
吠える鳴き声がうるさいからといって、強引に黙らせてしまっては犬が可哀想なばかりでなく、人間のことを怖がるようになってしまうかもしれません。