野生の動物は、滅多に吠えることがありません。
吠えるということにメリットがないからです。
無駄に吠えれば敵に見つかってしまう可能性がありますし、鳴いたところで誰かが何かをしてくれるわけでもありません。
それに対し、人間に飼われている動物は「無駄吠え」という言葉もあるように、よく吠えることがあります。
野生の動物は吠えないのに、なぜペットはよく吠えるのでしょう。
たとえば犬の場合、母親は生後2ヶ月もすると子犬に対して過度に世話をすることがなくなります。
しかし、人間は子犬が鳴いていると、ついつい相手をしてしまいがちです。
エサを与えたり、抱き上げたりと、可愛さのあまり子犬のためになることをすぐにやってしまいます。
しかし、実はこれが無駄吠えの原因になるのです。
子犬は自分が吠えれば人間が相手をしてくれると学習し、いろんなシーンで吠えるようになります。
吠えたから世話をするということを繰り返してしまうと、しつけとしても良くないのです。
無駄吠えをしない犬に育てるためには、吠えたときに相手をするというサイクルを絶たなければなりません。
吠えたときは相手をせず、吠え止んだとき、または大人しくしているときに相手をするようにすれば、だんだんと犬も学習してきます。
大人しくしていれば人間が相手をしてくれるということが理解できれば、無駄吠えすることもなくなってきます。
常に甘やかすことだけがしつけではありません。
タイミングをみて、可愛がってあげることが大切です。
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